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しーみあ

Author:しーみあ
19XX年生まれ。
「若い」というカテゴリには分類されなくなってきたお年頃。

好きなもの:

 酒 美味しい食事 漫画 小説 映画 60s~90s洋楽  RPG 

かなりの漫画好き。主に青年誌中心に読み漁っていたけれど、最近プラトニックな少女マンガにハマる。回帰願望か?!

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 敦賀さんが長期ロケ中で本当に良かった、と、ここまで心底思ったことはない。
 
 奇想天外なショータローの発言の数時間後。私はアイツの要求どおり、不破尚のアシスタント兼家政婦として、今ここにいる。
 
 そう、「不破尚の自宅」だ。

 高い外壁に囲まれた高級そうなデザイナーズマンション。1階ワンフロアと地階がアイツの所有。目立ちたがりのアイツのこと、てっきりマンションの最上階かと思っていたら・・・・。地下には完全防音設備が整った音楽スタジオがあった。素人の私が見ても、そこらのスタジオよりも高性能っぽい機材が並び、設備にはハンパじゃないお金がかかっていることがわかる。
 
 ふうん、仕事はマジメにやってんのね。
 
 「じゃあキョーコちゃん。私はそろそろ帰るわ。ごめんなさいね、なんだかお腹も張ってきちゃったし・・・・」
 「あっ!いえいえ、すみません、私のせいで。祥子さんの体に何かあったらそれこそ大変です!早く帰ってゆっくり休んでください!あとは私がやりますから!」

 とりあえず、私と祥子さんとで、車椅子に乗せられたショーを自宅まで運んだのだった。
 祥子さんを玄関先で見送ってから、ため息をついた。
 アイツと二人きりなんて、気まずいことこの上ない。
 
 


 数時間前。突拍子もないアイツの発言に、祥子さんは最初は私の見方だったのに。
 
 

 「何言ってるの!?他事務所の、しかもドラマの主演までやってる女優さんに、そんなことさせられるわけないでしょう!!」
 「他事務所だから、だよ。はっきりいって、ツアー中止は莫大な損害だ。その原因が女優・京子だってことが明るみに出たらどーなるよ?事務所同士の損害賠償請求話にも発展するし、女優としてもマイナスイメージになるぜ」
 「・・・・!」「・・・・!!」
 「だから、ここはオレが全部被ってやるって言ってんだよ。その代わりのアシスタント業務なんて安いもんだろ?実際、今は身内が誰も信用できねー状態ときた。その点、音楽関係者じゃないコイツなら安心だろ。お互いギブ&テイクってやつだ」
 「そうは言っても・・・!キョーコちゃんだって忙しい身だし、しかもショーと四六時中一緒にいるところを記者にでも見つかったらどうするのよ!?」
 「もちろんキョーコの仕事優先でいいぜ。ただしその他の時間は基本的にオレと一緒に過ごしてもらう。怪我が治るまでの間だし何とかなるって。それにお前、そんなに長い泊まりのロケは暫くないだろ?」
 「なんで知ってんのよっ!」
 「それにオレは、スクープされたって、一向に構わない」
 「なっ・・・!」

 絶句してしまった。たぶん私の顔は赤くなっていたと思う。
 
 それでも食い下がる祥子さんに、ショーが視線を向けた。
 何か、目と目で会話をした後、祥子さんは諦めたように、そして子どもの我が儘を聞くように呟いた。
 「もう・・・・仕方がないわね。・・・・・・・・気の済むようにしなさい?」





 回想して、またもため息。
 
 自分が階段から落ちなければ、そもそもこんなことにはならなかっただけに、反論のしようがなかったけど・・・・。半ば脅されていたようなものよね。

 「おい」
 「きゃっ!!」
 
 突然背後から呼びかけられ、振り向くと、左足だけで立ち壁に寄りかかっているショータローがいた。
 「いつまで玄関先にいるんだよ。早くこっちこい」
 「わかってるわよ。車椅子はどうしたの」
 「あんなもん、家の中で使ったらかえって不便なんだよ」
 すると、左足だけで器用にピョンピョンと片足跳びで近づいてきた。
 「・・・・・ぶぶぶっ!!!!」
 その姿が、あまりにも滑稽で、幼く見えて。思わず笑ってしまう。
 「てめっ。笑ってんじゃねーよ。・・・・・とりあえず肩貸せ」
 
 私の返事を聞く前に、肩に回される腕。
 密着する体と、感じる体重。

 心臓が、急に、跳ね上がった。

 肩を組んでいるだけなのに、私がすっぽり包まれてしまうような感覚。
 
 ・・・・・・昔はこうじゃなかった。
 
 京都にいた頃は、じゃれあっている最中にこういう状況になったこともあったけれど、あの時は体格の差なんてあまり感じてなかったのに。

 「おら、しっかり支えろよ。台所に案内するからよ」

 仕方なく、肩にまわされたショーの左腕に手を沿え、反対の手は腰に添える。
 すると、意外にがっちりとした胸板と、首筋から涼しげな香。
 
 ああ、どうしよう。
 ショータローに密着している右半分だけが、やけに熱い。
 神様、どうか、バレませんように。
 こんなことで赤くなっているなんて、絶対に知られたくないわ・・・・。

 「お前、明日の仕事は?」
 「9時からスタジオでドラマの撮影。13時から16時まで学校。そのあと20時までまたドラマの撮影よ」
 「よし、じゃあ、今日はもう泊まってけ」
 「はあ!?」 
 「明日は21時にはウチに来れるな?そのときに、着替えとか色々用意してこいよ。これからに備えて、な」
 「ちょ・・・・・・っとまってよ!なんでそーなんのよ。イヤよそんなの!」
 「なに嫌がってんだよ。前まで一緒に暮らしてたじゃねーか」
 「!!!!!!それは過去の反省すべき汚点よっ!!!!!!!!!」

 思わず怨キョも飛び出る。
 ・・・・・あれ。な、なによ、その目。
 傷ついた、見たいな顔しないでよ。・・・調子狂うじゃない。
 またしても、ショータローの慈しみ視線という予期せぬ返り討ちに遭い、怨キョも力が抜け、ボタボタと倒れる。
 
 一瞬垣間見せた悲しみの色はすぐ消えて、「仕方がねーだろ。アシスタントするんだろ。こっちだって締め切り迫ってるからな。一日でも無駄にできねーんだよ。かといってお前も仕事休むわけにいかねーし。そうなりゃ夜中しかねーだろ」と、偉そうないつもの態度で見下ろされながら反論された。

 「とりあえず晩飯作ってくれよ。食ったらさっそく仕事するぜ。お前の睡眠時間確保しねーとなんねーしな」

 微笑みながら私を見下ろす、その視線。
 強引で自己中でオレ様で。
 でも、どこかにちょこっとだけ、優しさが隠れていたりする。



 ああ、変わってないな、こういうところ。
 16年間やってきた、ショータローとのやりとり。



 いつもなら、思い出すのも拒否していたけれど。
 今は、肩を組むという、体が触れ合っている状態だからかもしれない。心のガードが緩んでいる・・・・?



 
 素直に、懐かしいな、と、思えた。



















体が触れ合っていると、負の感情って起こりにくいと言われてますよね。
男女の喧嘩の後の仲直り方法の一番はエチだったりする、といいますしねえ・・・。
本誌でキョーコが尚にときめくことがあったりするなら、それは「予期せぬスキンシップ」→「男として意識」じゃないかなーと勝手に予想・・・。

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