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しーみあ

Author:しーみあ
19XX年生まれ。
「若い」というカテゴリには分類されなくなってきたお年頃。

好きなもの:

 酒 美味しい食事 漫画 小説 映画 60s~90s洋楽  RPG 

かなりの漫画好き。主に青年誌中心に読み漁っていたけれど、最近プラトニックな少女マンガにハマる。回帰願望か?!

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 授業終わりのチャイムが鳴る。
 ガヤガヤと周りの生徒が席を立つ音で、我に返った。
 授業なんて、まったく頭に入ってこなかった。
 アイツの・・・・ショーの言葉が、視線が、頭の中をリフレインして。


 好きだって言った。私のことを。
 後悔してると。
 やり直したいと。


 ずるい。
 どうして今更、そんなこと言うの。
 どうして、そんな目で私を見るの。
 やっと、アンタの呪縛から逃れて、自分の足で、自分の人生を歩き始めようとしていたのに。
 過去を思い出させないで。
 ガラスの靴を持って私を迎えにくる王子様を本気で信じていたあの頃の私を、思い起こさせないでよ!!!

 
 あのあと。
 何も考えられなくなって。とにかくその場から離れたかった。
 私の知らない、ショータローの熱を含んだ視線から逃れたかった。

 無言で席を立って帰ろうとした私を、ショータローが慌てて引きとめようとしたけど、振り切って店を出た。
 タクシーを捕まえて、追われている何かから逃げるように乗り込み、学校まで来た。

 予定通り、授業には出たけど、頭の中は、ショータローの言葉に支配されてしまっていて、それどころじゃなかった。
 ううん、アイツに言われたことだけじゃない。

 私、どうして何も言い返せなかったんだろう。
 「今さら何よ!」とか「アンタなんてお断り!」とか。ひどい言葉で罵って、こっぴどく振ってやることだってできたはず。そうすれば、私の復讐心も満たされるはず、なのに。
 アイツの目に引き込まれて・・・・言葉が出なかった。
 
 ・・・・そして、泣きたくなってしまった。

アイツの言葉を、心のどこかで、待っていたかのような、その心情。
それが、一番、自分でも信じられなくて、苦しい。

いいえ、これは、過去の私の残像。ショータローが総てだった頃の自分の細胞が、ほんのひとかけら、残っていて、それがザワついているだけ。きっとそう。

これ以上深く考えまいと、ぶんぶん!と大きく頭を振って、勢いよく席を立ったそのとき。

 ブブブブブ・・・・
 
 携帯が振動した。

 そこには・・・・・「非通知」の表示。

 今、なぜか一番会いたくない人の顔が、私の頭をよぎった。








*****





 今日は分刻みのスケジュールで忙しく、電話をする暇もなかったから、まだ彼女の声を聞けていない。
 いつもはちょっとした休憩くらいあるんだけれど、どうしてそんなにも詰まったスケジュールだったかというと、実はこのため。

 俺は今、最上さんの高校の近くに車を止めている。
 
 「お疲れ様です、敦賀さん!どうなさったんですか?」
 
 電話の向こうの愛しい人の声。ここ数日、忙しくて、君に会いに行く暇がなかったけれど、社さん経由の情報で、今日君は学校の後仕事がないと知って。
 明日から3週間の海外ロケに入るから、君に会えるのはこのタイミングしかないと知り、ここ数日の総てのスケジュールを繰り上げた結果、休憩ナシの殺人的スケジュールになってしまったけれど。
 君に会うためなら、なんてことないんだよ。


 「今、学校の近くまで来てるんだ。今日はもう予定ないだろう?食事でもどうかと思ってね」




 最上さんを連れてやってきた、俺のマンション。
 どこかレストランにでも・・・・・と思っていたけれど、車に乗り込んだ最上さんの顔色は悪くて。どこか、ひどく疲れているように見えたので、急遽行き先を変更した。外で会うより、家のほうがくつろげるし、話もゆっくりできる。
 しかし、家につくなり、「私、何か作りますね!敦賀さん、どうせちゃんと食べてないんでしょう?」と、俺が止める間もなく、逃げるようにキッチンに入ってしまった最上さん。

 どうも、様子がおかしい気がする。
 まあいい、後で、ゆっくり聞きだすとしよう。
 俺も、心に決めた、話さなければならないことがあるし・・・・・。

 「そういえば敦賀さん、明日から暫くアメリカに行かれるんですよね?すごいですよねー日米合作映画の主演だなんて!」

 最上さんの作ってくれた美味しい料理を食べながら、他愛のない話をしていると、不意に彼女から、明日からの話が振られた。これは好機、と内心思うも、顔には出さない。

 「そうなんだよ。3週間の長期になるものは久しぶりでね。暫く最上さんに会えないと思うと寂しくておかしくなりそうだよ」
 「・・・・・・・・・・ななななななにをおっしゃいますか!冗談も程々にしてくださいっていつも言ってるじゃないですか!」
 「冗談じゃないよ」

 覚悟を決めて、この日を迎えた。
 ついに来たんだ、この時が。
 
 もう、誤魔化さない、繕わない。
 俺の正直な、ストレートな気持ち。

 どうか君に届きますように。

 
 「・・・・・もうすぐ卒業だね。卒業式に、記念になるものを贈りたいと思っていたんだけれど、生憎このロケとぶつかってしまって、卒業式当日には渡せそうにないから」

 最上さんに見えないように、自分の傍らに隠し置いてあったソレをテーブルの上に置く。

 「これ・・・・受け取って欲しい」

 最上さんが好きそうな、ハートがモチーフのキーホルダー。ピンクのスワロスフキーが散りばめられているようなキラキラしたデザイン。一見、女子高校生向きの雑貨屋に雑然と置いていそうなものだが、実は散りばめられているキラキラの石はスワロスフキーではなく、使われている金のチェーンもメッキではなく、総て『本物』だったりする・・・・ことは内緒。デザインも、わざとチープな感じになるよう、特注した。明らかに高そうとわかるものだと、彼女は受け取らないだろうから。
 
 「うわ~~~!!カワイイ~~~!いいんですか!??ありがとうございますぅぅ!!!大事に使いますね!!!」
 俺の目論見は当たり、すんなり受け取ってくれた最上さん。
 でも、俺の真意にまだ気付いていないあたり、やっぱり鈍いんだな。ま、そこが可愛いんだけど。

 「あのね?メインは、キーホルダーじゃなくて、こっちなんだけど」
 
 ニッコリと微笑みながら、キーホルダーの先に付いている鍵を指で指し示す。

 「え・・・・・?」
 「これはね、この部屋の鍵。君の分だよ」











ああ、彼を絡めまいとしても、絡んでくるよ・・・・・。
仕方ないよね、キョコたんじゃあねw

尚キョのはずが、気を抜くと自然と蓮キョになってしまうあたりが、彼の底力のすごいところ(笑)

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